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スッタニパータ28・29

28.
牛飼いダニヤが言った、
「牛を繋ぐ杭は、しっかり打ち込まれて固定されてる。ムンジャ草でつくられた縄は新しくてよくなわれていて丈夫だ。若い牛でさえもこれを断つことができないであろう。神よ、もし雨を降らしたいと望むなら、降らせるがいい。」
29.
師は言った、
「牡牛のように足枷を断ち、象のようにくさい臭いのする蔓草を踏みにじるように、わたしはもはや母胎に入り生まれ変わることはないであろう。神よ、もし雨を降らしたいと望むなら、降らせるがいい。」

解説

この世におけるどんな保障も、それに頼ることによって自分のあり方が自分以外のものに依存していると設定します。そしてそのような体験を何度も(何千回、何万回も)繰り返すことになります。
今ここでの何らかの保障による心の平安を設定することによって、未来の今にその保障が亡くなった時の不安定を作り出しているのです。それは全て自分でやっていることです。
全てが自身の心が生み出している。
心が一つであるものを分離させ、安心と不安、善と悪、大と小、戦争と平和、様々な対象物を生み出しています。
生と死、それさえ心が生み出しているのです。
この心によって生み出されたものに気付いたとき、生まれることも死ぬことも超えたところに在るでしょう。

 

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