スッタニパータ43

43.
出家者の中にも不満を抱いているものがある。また家庭生活にとどまる在家者も同様である。他人の子供にかかわることをせずに、ただ一人で歩むがよい、一角の犀のように。

解説

どんなにすごく見える人であっても、どんなに上の立場にある人でも、どんなに良い評価をされている人でも、その人が真理の中に在ることとは関係がありません。真理とは他人の中にはありません。全ては自分の中にあります。
外の世界や他人のことをいくら探っても本当のことは見つかりません。それは鏡の中に真理を見つけようとする努力するようなものです。自分がどんな在り方しているかが世界に映し出されているだけなのです。鏡に何かを探すののではなく、鏡を見て自分がどんな在り方を選んでいたのかを知るのです。
他人や世界の状況は、すべて全て自分のことです。意味づけ、そこにある意味とはすべて自分のことです。

世界を自分が創っていると知ると、状況に対する反応は終わるでしょう。
ただ心が、自分が作り出した世界をその心自体に映し出いしていることでしょう。

 

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