46.
もしあなたが、賢明で道を同じくし高潔で明敏な仲間を得ないならば、あたかも王が征服した国を放棄するように、ただ一人で歩むがよい、一角の犀のように。
解説
自分の周囲に自分を導いてくれる人がいない時でも、頼るものがないと思わないことです。どんな時でも、全ては自分の心が造り上げていると知ることです。あらゆる物事に対して、それについて誰がそう思っているのかを知ることです。
一切は自分が思っていると知ると、その全ては自分が造り上げたものであることを知り、そこに意味を置く必要も無くなります。自分の意味づけを全て捨て去った時、自分が全てと一体であると知り、その上を全ての経験が通り過ぎるでしょう。自分自身を手放し執着することをやめた時、全ての体験がそこを通り過ぎることでしょう。
そして、全ては自分だと知ると、自分自身が存在の一体性の中に在ることでしょう。