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スッタニパータ6

6.

心に内にいかなる怒りもなく、繰り返される存在の生成消滅を超越するならば、そのような求道者は、あの世とこの世を行き来する輪廻転生を捨て去る。あたかも蛇が古い皮を脱皮して捨てるように。

解説

心の状態は自分で作り上げていることを知ること。自分の心の中を自分で乱すことをしないこと。思い通りにならないことは自分の心が起こしていると知ること。状況に対して反応することは自分の心が作り上げていることを知ること。世界の見え方は全て自分の心の状態であると知ること。
そうすると、自分と他者を分離していた心が消え去り、自分という存在の生成消滅を超越し、意識という源にただ「在る」ことでしょう。

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