7.
湧き上がる想念をことごとく焼き尽くし、心の内で断ち切るならば、そのような求道者は、あの世とこの世を行き来する輪廻転生を捨て去る。あたかも蛇が古い皮を脱皮して捨てるように。
解説
自分が世界や状況だと捉えているものが自分自信の思いの現れだと知ると、自分が起こすどんな想いも真実そのものではないと知ります。自分が起こしている想念が自分の幻想世界を創っていると知り、それを止めると、真の世界、存在そのものが現れます。自分が見ていなかったけれど、もともとそこにあったものが現れるのです。
全ては自分や他者という分離したものではなく、それを生み出すものであり生み出されるものであり、有であり無であり、存在、意識そのものなのです。