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スッタニパータ 69

69.
独座と禅定を捨てることなく、諸々のことがらについて常に真理に従って行い、生存に伴う苦難のことを知って、ただ一人で歩むがよい、一角の犀のように。

解説

どんな時でも、自分の心を見つめる習慣をつけることです。自分を取り巻く世界を解釈することは必要ありません。
自分を取り巻く世界がどんな状態でも、それに巻き込まれずにいることです。意味付けしているのは自分なのですから。
生きるということは楽しいことも苦しいこともあるのですが、それは自分の心が作り上げているものを経験しているに過ぎません。
自分を取り巻く世界がどんなものであるかを創り上げているのは、まさに自分自身なのです。
どんな些細なことであれ、それは自分の心が想像(創造)していることを経験しているだけなのです。
自分という存在でさえ、心・意識が創造しているのです。
それを知ると、自分と思っていたものが消え、全てが一体である意識に溶け込むでしょう。

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