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スッタニパータ 72

72.
強い歯牙を持つ獅子が、百獣の王として一切を征服して歩むように、辺境の坐臥所に親しみ、ただ一人で歩むがよい、一角の犀のように。

解説

ライオンが百獣の王たり得るのはその牙の力のためである。
同様に、私たちが全ての王たり得る、つまり、全てを創造したり得るのは、その心の力のためである。

世界は意識が創り出したものです。身体も意識が創り上げたものです。全ては意識・心が創っています。自分という観念でさえ、意識・心が創造しているのです。
創り出した意識が最初です。創り出された世界や自分が最初ではないのです。
身体が自分ではないのです。身体を創り上げた意識が真の自分なのです。
物質の世界、時間の世界、それらは意識が創り上げたものです。

世界・身体をいくら探っても何も分かりません。世界・身体というものを創り上げた意識・心・真の自分というものを見ることです。創り上げている主体こそが真の自分なのです。
「私」とか「自分」というものは、意識が創り上げた一つの作品なのです。
意識が創造主・主体であり、私や自分は作品であり創造物なのです。
作品・創造物を創り上げている意識が真の自分です。
創り上げている意識が真の自分であり、それは全てであるのです。

自分以外のものを見つめるのではなく、自分を見つめてみましょう。
すると、そこに全てが現れるでしょう。

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