私は誰か?(7)

7.
対象として見られている世界は、いつ消え去るのでしょうか?

すべての認識作用とすべての行為を引き起こす原因である心が静かになったとき、世界は消え去るだろう。


解説

世界が実在としてあるときは真我は現れない。世界はあまりにも強い印象を私に残すので、私を取り巻く世界は強烈に実在であるかのように私に迫ってくる。
それが私の中にある幻想であると気づくには、私というものに対して真剣に向き合わなくてはならない。
世界を認識している感覚や行為という体が起こす原因が全て想念であるということに気づく、ただそれだけだ。
それには、「それを考えているのは誰か?」「私は誰か?」を問い続け、私という心を見つめ、それが自ずと消えていくことによって幻想である世界が消えていくだろう。
そして、私という幻想が消えた時、実在である真我が姿を現す。

原文
When will the world which is the object seen be removed?

When the mind, which is the cause of all cognitions and of all actions, becomes quiescent, the world will disappear.

ラマナ・マハルシの本の紹介
あるがままに―ラマナ・マハルシの教え
ラマナ・マハルシとの対話 第1巻
ラマナ・マハルシとの対話 第2巻
ラマナ・マハルシとの対話 第3巻

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください