老子超訳(第六章)

『道』(谷神)は永遠であり、死に絶えることがありません。
それは全ての存在を産み出す母体のようなものです。
それはあらゆる存在の根源であり、
そこから無限に産み出し、永遠に尽きることがないのです。

解説
老子はここで、『道』というものが全一な源でありながら、無数の可能性を産み出す母体として描きます。
『道』は全体であり唯一の存在であることから、相対性の中にはありません。しかしその唯一の存在から自と他を作り出すことから相対性、無限の相対性の意識と経験を作り出すことができるのです。逆に言えば、相対性がなければ、自が他を感じる意識や経験ということ自体がないのです。
これまでも、これからも、宇宙や自然や人間のあらゆる存在、あらゆる経験,あらゆる意識が、『道』から無限に産み出されていくのです。

 

原文
「谷神不死,是謂玄牝。玄牝之門,是謂天地根。綿綿若存,用之不勤。」

 

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