スッタニパータ15

15.

この世に還る転生の縁となる不安や恐れが全くないならば、そのような求道者は、あの世とこの世を行き来する輪廻転生を捨て去る。あたかも蛇が古い皮を脱皮して捨てるように。

解説

時間と空間を作り上げている観念の中では、「今ここ」が過去の「今ここ」における自分の在り方の結果であり、「今ここ」の在り方が未来の自分の状態の原因になります。いずれにせよ、「今ここ」だけが自分の全時空に働きかけることのできる場所なのです。
「今ここ」で自分の判断分別による不安や恐れを持ち、それによって世界が作り上げられると、自分で人生における問題を作り上げ自分でその問題を解決するゲームを行うことになります。
「今ここ」での在り方が全てを作り上げていると知ると、無駄な不安や恐れを手放します。すると、それが生み出している因果さえなくなります。そして「今ここ」からも自由になるのです。

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