スッタニパータ20・21

20.
牛飼いダニヤが言った、
「ここには蚊や虻はいない。牛たちは牧草の茂った湿地で草を食んで歩む。雨が降っても、かれらは堪え忍ぶだろう。神よ、もし雨を降らしたいと望むなら、降らせるがいい。」
21.
師は言った、
「わたしの筏はすでに組まれて、よくつくられていたが、激流を離脱して、すでに渡りきって彼岸に到着している。もはや激流を渡るための筏は必要ない。神よ、もし雨を降らしたいと望むなら、降らせるがいい。」

解説

人というのはある条件によって、自分が幸せであるということを感じます。そしてその条件を一生懸命に維持しようと努力します。しかし、現実とは変化です。その条件が続くことはありません。
ただ、よく考えてみてください。ある条件によって引き出された幸せというのは、実はもともと自分の中に存在していたものです。自身の中にもともとある幸せという感覚がある条件によって引き出されているだけです。そんな条件を待っている必要はないのです。自分で自分の中にある幸せという感覚を出せばいいだけです。条件を維持する努力などいらないのです。自分の意識の中で自由に感覚を引き出せばいいだけなのです。条件に関係なく今ここで幸せであることができるのです。
今ここで完璧なのです。

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