数学の学習は基礎が大切です。
学校の授業で完璧のノートを取っている人以外は、基礎作りとして『理解しやすい数学』が最適です。
できれば、授業の前に予習し、2年生の終わりまでには全ての基礎を理解しておくのが良いでしょう。
基礎を学んだら例題と演習も同時に練習し、できるだけ早く応用問題を解き始めます。 青チャートと呼ばれる『チャート式 基礎からの数学』が良いでしょう。この『チャート式 基礎からの数学』は解説が詳しくないので、参考書として使うのではなく問題集として使うのが良いです。気をつけるべき点は、青チャートの解説は参考にしてはだめ、ということです。青チャートが手に入りやすく問題数も多いのですが、その他中級以上の問題集でも良いでしょう。とにかく基礎知識の使い方を意識しながらたくさん解くことです。
注意:2012年4月から新課程となりました。気をつけて下さい。
数学が得意だけれど完璧なノートがない人は『大学への数学』がお勧めです。これで基礎を完全にし、応用問題に移ります。
数学の勉強で大切なのは、公式のまとめや解答は必ず自分で書くことです。書かなければ身に付きません。
問題を解く時のノートは、始めのうちは好きなものでよいですが、B5版よりはA4版のほうがよいでしょう。これは数学の問題が難しくなるにつれて解答が長くなり、B5版では数ページにも渡ってしまい見にくいからです。また慣れてきたら罫線のあるものよりも無地のノートを使いましょう。本番の解答用紙には罫線はありません。受験に近づいたら本番を意識してA4のコピー用紙を用意し、それに書くようにしましょう。
しばしば市販の参考書には教科書レベルの公式の説明や公式や知識のまとめがない場合があります。これを補うためとその他調べたいことがある場合に最適なのが『高校数学公式活用事典』です。とてもまとまっていて、知識のまとめや確認の役に立ちます。
受験の数学はとにかく様々な問題に出会うことが大切です。そうでないと問題で何を問われているかを見極めるのが難しいからです。どんな知識がどのような形で問われているのかをいつも意識して学習することが大切です。
大体の練習問題が済んだら、問題での知識の問われ方を身につけるために 『1対1対応の演習』(大学への数学1対1シリーズ)を学習しましょう。
『1対1対応の演習』
志望校の赤本が出たら、すぐに手に入れて練習を始めましょう。その年度の赤本が出版されるのは比較的遅いので、できればブックオフなどで前年度の赤本を前もって手に入れ早めに始めておくのが良いでしょう。
赤本で出題傾向を把握し、類似問題問題を探し練習しましょう。
その他、お勧めな参考書+問題集は長岡亮介著の『本質シリーズ』です。
『本質の解法』、『本質の演習』、『本質の研究』の3つがあります。(写真はそれぞれ数学1Aのみ掲載)
『本質の解法・数学1A』
これらの新課程版として『総合的研究・数学』があります。(2012年からの新課程版・旧『本質の研究』)
受験数学とともにその意味をしっかり知りたいという方にお勧めです。本気でやりたい人は使ってみましょう。