老子超訳(第七十五章)

スクリーンショット_2015_05_10_19_59

人々が飢えに苦しむのは、支配者が税をとりすぎるからであって、それで飢えるのだ。
人々が治めにくいのは、支配者があれこれ作為をするからであって、それで治めにくいのだ。
人々が死を何とも思わないのは、支配者が生を求めすぎるからであって、それで死ぬことを何とも思わないのだ。

自分の生をとくに気にせずにいる人こそ、自分の生を気にしてそれを重んじすぎる人よりもまさっている。

 

原文

民之饑,以其上食稅之多,是以饑。民之難治,以其上之有為,是以難治。民之輕死,以其求生之厚,是以輕死。夫唯無以生為者,是賢於貴生。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください