過不足なく

シンプルライフの実践は、今の世の中では所有物を減らしていくことで、モノとの関係が調和のとれたものになっていき、それと同時に、人間関係や仕事なども調和のとれたものになります。
調和というのは、言ってみれば、バランスが取れている、過不足がないことではないでしょうか。
モノについては多くもなく少なくもなくピッタリの量があることです。
私は合気道をやっているのですが、合気道の技というは、まず相手と気を結びそれから導くという技の掛け方をします。相手あっての技なので、速すぎても遅すぎてもうまく掛からないのです。ちょうど良いタイミングと力加減があるのです。一体感、調和というものが一番大切なものと言ってもいいでしょう。
モノや行動、人間関係なども、過不足ない調和のとれたものが良いのです。頑張ってもいけません。怠けてもいけません。ちょうど良いところがあるのです。スポーツや稽古ごとなども、ちょうど良い練習量と集中力を使う時が一番伸びるようです。
シンプルライフというのは、減らすことに重点が置いてあるように思えますが、それは物事を過剰に追い求める現代だからそういうことになるのです。シンプルライフは、過剰なものの場合は減らし、不足しているものの場合は増やし、バランスをとるということです。中庸です。中道です。
何か問題がある、物事を変えたい、自分を変えたい、人間関係を変えたい、私たちは様々なことを動かそうと悩んでいるでしょう。しかし、中道が大切です。バランスが大切です。調和を目指して生きていく時、それは一番うまく動いています。それはとても遅い変化に見えるかもしれませんし、あるいは一瞬で変わるかもしれません。どちらも調和の結果その速さで変化しているのです。それに気がつかずに調和からはずれ、無理に押したり引いたりすると、問題はもっと複雑になります。
どんな物事も変化しています。それに対して私たちはいつでも関わっています。複雑に関わると物事は複雑になります。シンプルに関わると物事はシンプルになります。
私たち自身がシンプルになればなるほど、周囲の状況がシンプルに美しく在るでしょう。

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