人というのは、いつも過去や未来に思いを馳せて、心配し思い悩んでは物事を複雑にしています。
考えや物事というのはシンプルであればあるほど良いのですが、今ここから離れ過去や未来にとらわれると物事が複雑になります。
今ここで自分が持っているもの与えられているものが見られなくなり、今ここでの状況判断ができなくなります。与えられているものに対する感謝がなくなり、出てくるのは不平不満ばかりになります。
また、現実を混乱した思考でとらえることになり、確かなイメージを持つことさえできなくなります。それを再び世界に投影するので、余計に混乱した世界を創造することになります。
集中力がない、やりたいことが見つからない、アイデアがまとまらない、現状に不満があるなど、全て今ここ感謝から離れていることから起こります。
今ここ感謝にある人は、今ここの瞬間にある状況を理解する能力が自然と与えられます。その理解は実践的な手段で自分のアイデアを実行し実現することにつながります。
智慧,洞察力。今起きていることを直感でとらえ、その経験から学ぶという能力が出てくるのです。
アイデアが明確になり、そのアイデアを実行できるということは、今ここ感謝から生まれてくるのです。
そこには過去や未来が絡んだ複雑さは影を潜めます。シンプルに「今」だけです。
シンプルさは今ここ感謝から生まれ、私たちに智慧を与えてくれるのです。
過去や未来に思い悩むことはほどほどにして、今ここを感謝の気持ちで過ごせるといいですね。