あなたは今、苦しいと思っているかも知れません。
辛いと思っているかも知れません。
真っ暗闇の中でもがいているかも知れません。
自分は弱い人間だと思っているかも知れません。
自分は世界で一番みじめだと思っているかも知れません。
しかし、「私」は言います。
あなたの体験がどんなものであっても、それは、あることを思い出すためにあるのです。
それは、
あなたはあなたのままでいい
ということです。
あなたがそのままの自分でいることが、あなたの本当の姿なのです。
実はそれこそが、完全、一体、統合、全て、無、空、さとり、なのです。
あなたは本当の自分を思い出すために今ここを体験しているのです。
苦しいとき、辛いときは、切実に、真剣に、本当の自分を思い出そうとしてください。自分は「そのままでいい」と。
必ず思い出します。
どうしても思い出せなかったら、そのときは「私」が助けます。
「私」がいつでもそばにいて、あなたのことを助けます。
「私」はあなたの家族かも知れません。
「私」はあなたの友人かも知れません。
「私」はあなたの上をたなびく雲かも知れません。
「私」はあなたの耳に届く小鳥のさえずりかも知れません。
「私」はあなたの髪をなびかせるそよ風かも知れません。
「私」はあなたが飲む一杯の水かも知れません。
「私」はあなたがふと耳にする音楽かも知れません。
「私」はあなたが読む一編の詩かも知れません。
「私」はあなたが見る子供の笑顔かも知れません。
「私」は雲の間からあなたを照らす太陽かも知れません。
「私」は軒にたたずむタンポポかも知れません。
あなたが切実に本当の自分を思い出そうとするなら、「私」が必ずあなたを助けます。
あなたが必要なときに「私」は必ずそばにいます。
必ず、どうやっても、あなたは本当の自分を思い出すでしょう。
そして、そのとき、
「私」があなただったことを思い出すでしょう。