スッタニパータ50

50.
欲望は実に多種多様であり、甘美であり、心に楽しく、多様なかたちで心を乱す。欲望の快楽にはこの不幸の種があることを見て、ただ一人で歩むがよい、一角の犀のように。

解説

欲望というのはいろいろな形で現れます。
欲望、つまりそれは、足りないから欲しいという感覚。自分には何かが不足しているだからそれが必要である、という感覚は、自身が世界と分離しているという思い(幻想)から起こります。
このような欲望を満たそうとする行為は、対症療法でしかありません。満たしても依然として自分の中の不足感というのは残ります。常にそれを満たそうとするでしょう。そしてそれは、さらなる刺激を求めることにつながるだけです。自分の中の不足感はそのままです。
自分には必要なものは今ここに全てある、と知ること。今ここの自分が完全な存在であると知ること。あらゆることが体験として流れていると知るとこ。そしてその体験は自分が創りあげていると知ること。
世界は自分の意識が創りあげています。それを知ると、世界が、全てが自分であったと悟ることでしょう。自分と世界が別々にあるということではなく、物事・世界は自分の様々な現れ方だ、と。

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