スッタニパータ52

52.
寒さや暑さにさらされても、飢えや渇きがあっても、風に吹かれ太陽に照つけられても、アブに刺され蛇に這われても、これらすべてのものにうち勝って、ただ一人で歩むがよい、一角の犀のように。

解説

普段の生活において外的環境が身体に与える感覚がどんなものであっても、それに対して意味をつけているのは自分です。暑さや寒さ、飢えや渇き、快不快といった意味をつけているものは、生物としての身体を維持していく生命装置としての機能なのです。
人がそういった外的環境における身体的反応に対しての意味づけをしていると、まるで世界が自分とは別に存在していて、その中で自分が翻弄されていると思い込んでしまいます。
身体反応に意味づけをしているは自分です。そこに快不快という意味は自分でつけています。全て起こっていることに意味をつけているのは自分の心です。心は自分の体に起こっていることの意味、世界に起こっていることの意味、その全てを造り上げています。
身体反応を静かに見つめ、世界を静かに見つめると、そこにはただ自分の心・意識だけが在ることを知るでしょう。ただ意識だけが在るでしょう。そして、全てが自分=意識だと知るでしょう。

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