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シンプルに考える


モノとのシンプルな関係がモノを手放すことから始まるように、「シンプルな考え」も不要な考えを手放すことから始まります。
不要なモノといのは、そう判断するのも手放すのも、目に見えるので比較的簡単に分かります。置きっ放しとか、ホコリが被っているとか、目に見えるので比較的楽に判断ができ手放せます。モノを手放すことが進むにつれて、自分とモノとの調和した関係ができてくるのです。
モノとの調和した関係ができれば、考え方も調和したシンプルなものになるのですが、一体そこではどんな考えや思いを手放していくのでしょうか。

不要な考えとは次のようなものです。

1、怒り。
もしもこの怒りというのが目に見えたら、かなり強烈でしょう。暴れて部屋中を打ち壊している感じです。頭の中はグチャグチャになっている状態です。これは片付けや整理整頓以前の問題ですね。手放したほうが良いでしょう。

2、先入観、偏見、決めつけ。いろいろなものがありますが、そのような種類の考えです。
例えば、他人が何かを持っているから自分もそのモノを持っているとなると、それは使わずに部屋や倉庫でホコリを被り、私たちの住居を汚すことになります。
同じように、先入観や偏見は実際の状況から離れた考え方なので、使えない考えなのです。私たちの頭の中の不要なゴミとなってしまうのです。これを手放せば、私たちの頭の中はスッキリします。

3、過剰な欲求。
あれもしたいこれもしたい、あれも欲しいこれも欲しい。モノと同じように考えというのは私たちの心の部屋に置かれます。いろいろなもので埋め尽くされている部屋では様々なモノに注意が移り、落ち着かないように、過剰な欲求は頭の部屋でも調和を失い、自分が何をしたいのかが見えなくなります。

4、不平、不満。
自分が作り上げている状況を他人のせいにする、被害者意識です。モノが不要だと知りながら手放さない人です。そして自分が変われないのもモノのせいにする人です。何も進まない考え方です。決心して前に進みましょう。

5、憎み、恨み。
モノで例えると、部屋がモノで溢れているというよりは、「ゴミ」で溢れている感じでしょうか。そしてそのゴミを他人の部屋に投げ入れる行為です。

6、後悔。
不要なモノを捨てないで、捨てられない理由を無理に考え出しているようなものです。大切なことに注意を向けられなくなります。捨てましょう。

7、ためらい、躊躇。
モノを使うかも知れないと取っておく行為と同じ。結局無駄になります。次のステップに進みましょう。

ここに挙げた考え方を手放すと、次第にシンプルに考えるようになるでしょう。
シンプルな考えもモノと同様に手放すことから始まります。

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