2.
『もし私がこれらのものでないなら、私は誰でしょうか?今述べたことすべてを「これではない」「これではない」と否定していったあとに、ただひとつ残る覚醒―――それが私である。』
解説
体は私ではない。
感覚も私ではない。
動きや理解することも私ではない。
考えも私ではない。
そして世界という認識でさえ私というものが作っている想念だとすると、いったい私というのは何なのだろうか。
全ての思い、考え、疑問、感情、想念に対して、それを考えているのは一体誰なのだろうか?と問うことが最初だ。
そして、それが次の疑問、「私というのは何か?」、「私は誰か?」という疑問に行き着く。
私は誰か?と真剣に問いただすと、私が私と思っていたものは何もないということに至る。
それが覚醒であり、真我であり、ただ在るということだ。
原文
If I am none of these, then who am I? After negating all of the above-mentioned as ‘not this’, ‘not this’, that Awareness which alone remains – that I am.
ラマナ・マハルシの本の紹介
あるがままに―ラマナ・マハルシの教え
ラマナ・マハルシとの対話 第1巻
ラマナ・マハルシとの対話 第2巻
ラマナ・マハルシとの対話 第3巻