「7.人に何かをしてあげたら感謝しましょう。」
何かをしてもらう、例えば、席を譲ってもらう、荷物を運んでもらう、道を教えてもらう、商品を買ってもらう、褒めてもらう、プレゼントをもらう、などをしてもらった時に感謝を想起するのは簡単で在るかもしれません。
しかし逆の行為、自分が、席を譲ってあげる、荷物を運んであげる、道を教えてあげる、商品を買う、褒めてあげる、プレゼントをあげる、などをした時に感謝をするのです。
人に何かをしてあげるということは、自分の感謝を表現する貴重な機会なのです。人に何かを「させて頂いている」といったほうが良いでしょう。何かをしてあげるためには、してもらう存在が必要です。
そのしてもらう相手や対象の存在に感謝するのは自然なことなのです。
親切をするには、親切にされる人が必要です。医者になるには、病人がいなければなりません。医療行為をさせてもらえる人がいなければ、医者がする行為はないのです。
学校などでの先生の行為は生徒の存在に支えられ、席を譲る行為は譲られる人の存在に支えられているのです。
あらゆる行為がその行為の対象の存在に支えられているのです。このことを知ると今後はできるだけ多くの機会に、「〜をさせて頂いてありがとうございます」と想起することでしょう。「私」という存在が「私たち」というより大きな存在になるでしょう。私たちという言葉さえ調和の中に消え去り、世界との一体感だけとなるでしょう。全ての存在が自身の最大の可能性を実現し、輝きだすでしょう。
7つの感謝。何度も読んで下さいね。
読むたびに何か新しいものに光を当てるでしょう。
読んでいただいて、ありがとうございます。