「3.夜、寝る時に、今日一日生きていたことに感謝しましょう。」
寝る時というのは、言わば、その日の私たちが終わる時でしょう。
その日に起こったことや感じたことを記憶に留めています。
今ここ感謝から遠ざかった時間もあるでしょう。怒りに我を忘れた瞬間もあるでしょう。
楽しかった時間、つらかった時間、すべての瞬間を受け止め、感謝するのです。その様々なことがあった一日を生きていたことに感謝するのです。
生きていたことに感謝するのは、起きたことや感じたことに左右されません。生きていることへの感謝は、あらゆる感謝の原点に戻ることができるのです。
その原点から、その日に起こった全ての出来事に感謝の念が湧いてくるでしょう。
生きているからこそ経験できたんだ、と。
あんなことにもこんなことにも有り難う、あの人にもこの人にも有り難う、と。
寝る時、その一日の心が終わる時、その最後の瞬間に生きていることへの感謝に在ると、一日の全ての記憶が感謝の中に溶かされるのです。
また、その感謝は睡眠中に心と体を満たし、それらを本来の調和の中に戻るように作用するのです。
毎日、一日を終える時、「ありがとうございます」と心と体に響かせてください。
私たちから太陽の輝きが放たれているのに気が付くでしょう。
今日も一日、寝るその瞬間まで、
ありがとうございます。