老子超訳(第七十二章)

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人々が為政者の権威を恐れることがなくなると、
世の中は乱れて天の罰によって崩壊するだろう。
人々が安住して住めないほど圧迫してはならない。
人々が生計を立てることを邪魔をしてはならない。
そもそも、圧迫しなければ、人々は圧迫されたとは感じないのだから。

それゆえ、「聖人」は、
自らの明智を知りながらも、それを表そうとはしない。
自らを愛するが、それを貴いとは言わない。
だから、
自らを表すこと、自らを貴ぶことを捨てて、
自らを知ること、自らを愛することを選ぶのだ。

 

原文

民不畏威,則大威至。無狎其所居,無厭其所生。夫唯不厭,是以不厭。是以聖人自知不自見;自愛不自貴。故去彼取此。

老子超訳(第七十一章)

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真の知とは、自分がなにも知らないということだ。
知らないことを知っているというのが、人の欠点である。
欠点を欠点だと考えるからこそ、それによって欠点がなくなるのだ。
聖人には欠点がない。
かれは欠点が欠点だと考えているから、
それによって、欠点がないのだ。

 

原文

知不知上,不知知病。夫唯病病,是以不病。聖人不病,以其病病,是以不病。

老子超訳(第七十章)

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わたしのことばは、たいへんわかりやすく、たいへん行いやすい。
しかし、世界中にそれを理解できる人はなく、それを行える人もない。

わたしのことばには意味があり、わたしの行いには理由がある。
それがわからないから、人はわたしというものを理解できないのだ。

わたしというものが理解できるものが少なく、わたしの道に則っているものは貴い。

それゆえ、「聖人」は粗末な衣服を着ていながら、その奥には宝玉を抱いている。

「道」にある者の貴さは、表からはわからないのだ。

 

原文

吾言甚易知,甚易行。天下莫能知,莫能行。言有宗,事有君。夫唯無知,是以不我知。知我者希,則我者貴。是以聖人被褐懷玉。

万華鏡

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その日、私はパーティに顔を出したあと、まだ帰る気分でなかったので、コーヒーを一杯飲んでから家に帰ろうと思い、コーヒーショップに入った。

すると、そこにはR氏の姿があった。

いつもの素敵な笑顔で手招きするR氏の席にいき、挨拶をしながら、バッグを椅子の背もたれに、パーティの景品であるテレイドスコープを机の上に置いた。

テレイドスコープというのは、万華鏡(カレイドスコープ)の一種で、筒の先端にレンズだけが付いており、そこを通る景色の光をもう一方の先端から覗いて、光のパターンを楽しむというものだ。

「あれからどう?」とR氏が聞いた。
今日のR氏は、まるで友達同士のような話しかただ。

私は、あれから少しずつ自分を見つめるようになって、自分が変わってきていると感じる、と答えた。
それから、自分が変化しながらも、その自分が一体なんだろう、時々これが自分だとわかってもそれを出していいのか、なんで自分がいて、なんで他人がいて、なんで世界があるのかということを知りたいんですと言った。
その後冗談で「悟りたいんですよ」と言った。

突然、「悟り」という言葉を聞いたR氏の目の輝きが増した。
R氏は「悟り」は「差取り」と書くといいよ、とも言った。

「ふむ、個性って万華鏡のようなものだよね。」と、R氏は、テレイドスコープをいじりながら、嬉しそうに顔を輝かせて話をし始めた。
R氏は自分の好きな話をするときは子供のように明るくなる。

その時のR氏の話は、当時の私にとっては全く現実味のない、荒唐無稽な話にしか思えなかった。

あれから一年が経っているので、少しだけR氏の話がわかってきたような気がする。
R氏が話してくれたことを、覚えている限りここに書いてみる。

————————

「万華鏡は光がなければ使えないよね。君も万華鏡のようなものなんだよ。

今回は、すごく分かりにくいけど差取りそのものについて話してみるね。
言葉で表せないことを言葉で表すのはすごく難しいけど。
だから、昔からこういうことを説明するのには例えが使われてきたんだ。

まだ、ボクらがこういう形を取っていなかった時、ただ無があったんだ。
無が有るなんて矛盾した表現だから、これを光としよう。
光だけ。光が一番例えやすい。
だから、世界も宇宙も何もなかった。光だけ。

光は、光だけで無限の時間をボ〜ッと過していたんだ。他に何もないから、もちろん時間もなかった。
光は自分が光だけが飽きてきて、経験したくなった。
なにもしてないとなにかしたくなる、これは人間と同じだね。

光はどうしたかというと、光自身を二つに、あるいは、それ以上に分離してみたんだ。

だけど、分離してみたけど、あれ、おかしいな、何も起こらないし、何も感じないぞ、って。
何でかって、経験しようとしたのに、光が二つになっても、ただ光り輝いて一つになっちゃうから、何も経験できなかったからだ。

ある意味、光は全能だ、次にちょっと工夫をしたんだ。分離したそれぞれの光の振動を変えて自分たちと違うものを作ってみようって。
そしたら、面白いことに、ある光が自分で作った光の中を通ると違う色の光が生まれるていうことを知ったんだ。

「お、なんか自分からできたこれを通り抜けると、自分は色がついて輝くんだ!」って喜んだんだ。

さあ、ここからは、元の光は自分から無数の光の変形(プリズムみたいなもの)を生み出していき、光はそこを通っていろいろな色になって経験というものを知る。
光がプリズムを通ると、それによって色という性質を持つ。つまりその性質を経験できる。

光の工夫はどんどん加速する。
多種多様なプリズムを創り、光はそこを通ってより多様な性質を持つ輝きを経験できる。
それが人という万華鏡なんだ。

光は自分の輝きを「うわ〜、楽しいな、楽しいな♩」って、遊ぶんだ。
あまりに長い時間それを経験していたら、面白いことに光は自分が万華鏡だと思ってしまった。光である自分たちが作ったプリズム、輝きを経験するためのプリズムが自分だと思うようになったんだ。

だけど、時々、光は自分がプリズムではないと思い出す。自分の本来の姿はなんだったんだろう、って。
本来の自分というのは万華鏡を通る光そのものなんだ。万華鏡が個性(自我)、そこを通る光が本当の自分(真我)だ。
自我とか真我って言われるのはこういうことなんだ。

もともとは万華鏡も光も、もともとはみんな一緒の自分だったんだ。
万華鏡も光もどちらもなければ自分という個性を体験できないんだ。

この全部が自分だっていうのを思い出して輝くことを「差取り」っていうんだ。
だから、君は君自身の個性を持ってここにいる。その個性を輝かやかすため君はここにいるんだよ。
個性を通っているのは君そのものである光なんだ。
その光は、いろいろなところで愛と呼ばれる。

個性をありのままに、そこに愛という光を流せば、それが原初の光が体験したかった輝きを放つんだ。この輝きを放つ人は愛で溢れている。
個性がそのまま出て輝いているんだ。

そして、その輝きの一つでも否定すると、君自身という個性を体験できないまま、輝けなくなってしまうんだ。

そのままの輝きで輝くこと、それが本来の自分がありたい自分なんだよ。

自分が本来の自分でいい。みんなも本来の自分でいていい。そのまま輝けばいい。
みんなが光であり万華鏡なんだ、お互いになんの差もないんだよ。

差がない、差を取る、それが差取りって言われるものなんだよ。」

 

今の自分から

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私がR氏と知り合ったのは1年ほど前だ。あるコーヒーショップで出会った。

当時、私はどんなに物事がうまくいっても楽しくなく、親しい友達もなく、自分以外の人に不満を持っていた。
どうやったら人を変えられるのか、どうやったら人を動かせるのか、そんな勉強ばかりをしていた。
その日も、私はコーヒーを飲みながら、コミュニケーションに関する本を読んで考え込んでいた。

ふと、となりの席に一人の男性が座った。ちらっと顔をみると、60代半ばだろうか、ゆったりとした雰囲気で周囲を楽しんでいるようだ。
なんだかとても嬉しそうだ。「あ、こんなにいつも嬉しそうな人もいるんだな。」
相手も私と目が合うとニコリと笑った。
「目がキレイな人だな。」すぐに私は話しかけたくなった。

読んでいた本に「興味をもった人には、躊躇しないで話しかけなさい。そこから自分の道が生まれてくるから」と書いてあったのを読んだばかりだったので、勇気を出して、話しかけてみた。

すぐにR氏とは打ち解けた。話していると楽しくて、自分の悩んでいることも忘れてしまった。少し気分が良くなった私もR氏に、自分が今考えていること、いろんな本を読んで勉強していること、自分がこんな風になりたいと思っていること、自分がこんな理論を使って人を動かして物事を解決したい、などということを話した。

R氏は、私の話を聞いたあと、長い間黙っていた。
そして、一口コーヒーを飲むと口を開いた。

「ふむ、君はいろんなことを勉強して知っているが、それは全て君自身のことではないね。一度そういう理屈を忘れてみるといいかも知れないよ」と。

私にはその言葉の意味がよくわからなかった。
それからR氏は、私にいろいろなことを話しはじめた。

以下は、私が覚えている限りのR氏の話の一部だ。

——————

「まず、今の自分がスタート。今が最初のゼロ地点。まっさら。真っ白だ。
だから何を描いても、どんな色にしてもいい地点。全てが可能な地点なんだ。
こころのキャンパスに、今の瞬間、何を描くか決めているんだ。
だから、今この瞬間に自分が在りたい最高の在り方を選べるんだ。

どんなふうに感じてもいいと言われたら、君はどんな感情を選ぶだろう。
こんなことを聞かれても、どう答えていいか分からないかもしれない。

けれど、今この瞬間も、過去の感情プログラムが出ている。「こういう時はこういう感情になる」、「普通はこう感じる」、「こうやったらこうなるだろう」というパターンができあがっているからね。
さらに、油断していると、誰か他の人が隙を見て、「あなたはこう感じるべきだ」、って横から入って来るんだ。そういう時はたいてい戸惑うがね。

さて、君は純粋な個性として生まれてきたんだけれど、一般的に言われる感情というのは、その純粋な個性に対して付けられたブロックだと思っていい。これらは生まれた時から物心つくまでに、知らない間に自分以外の誰かに押し付けられている。
その自分で気がつかないうちに身につけた感情パターンを今ずっと続けている。
自分では、その感情は自然なものだと思っているがね。

そして、自分の感情っていうのは、どんな今も、自分で選んでいるんだ。その選んでいる感情は過去の自分が選んだものだったり、今新しく選んだものだったり、幼少時に身に親からつけたものだったり、社会的習慣から身につけたものだったり、学校で身につけたものだったりすんだ。
これを一日のうち何万回って選んでいるんだ。

人間は複雑な感情パターンを持つようになり、この感情はダメだ、こっちのはいい、とレッテルを貼りだすんだ。感じ切ったら感情は流れて終わりなのに、それを良いとか悪いとかってやってしまうんだ。
そうすると、出してはダメだというレッテルを貼られた感情の流れは止められ、流れなくなる。

ここで問題なのは、出してはダメ、悪いとレッテルを貼ってしまった感情って、出てくるたびに「この感情を出してはダメなんだ」って考えで何度も抑えてしまうことなんだ。抑え続けるとそれはそのうちに固まってしまうんだ。良いとレッテルを貼っているものは流しているから全く固まることがないんだ。

さらに問題になるのは、その感情を抑えてしまっていること以上に、感情が出るたびに自分自身を否定することになってしまう。「この感情はダメなんだ」というレッテルと、「このダメな感情を出している自分はダメな人間なんだ」っていう二重のレッテルを貼ってしまうことになるんだ。

これだと、ますます感情のエネルギーのもつれが複雑になってしまう。
二重のレッテルならまだマシな方なんだが、現代人のほとんどの感情は三重にも四重にも重なっていて、レッテルのレッテルのレッテルのレッテルって、複雑になっているんだ。

同時に、感情は溜め続けると膨らんでいき、今度は火山の噴火みたいに出てくることになる、溜まったらどこかで放出しないとダメだからね。

ありのままの自分でいい、それは、今のありのままを肯定することなんだ。
流すことによって、感情のブロックも溶けるし、溶けると今を純粋に体験できる。
止めていないエネルギーの流れ、実はそれこそが愛なんだと分かるんだよ。
今は愛については深く語らないけど、そういうことだよ。

さて、これってみんながありのままにいられるなんていうのは、まあある意味では理想なんだけど、でも、この社会は複雑になりすぎているから、複雑なレッテル人間は、自分が固まってしまっているから自分で変わることができない。だから自分以外のものの流れを変えようとする。他人を、状況を直そう、正そうとする。
君も知ってるとおり、今の社会がそれを表しているだろう。
複雑なレッテル文化が造り上げた社会、それが今君が入り込んでいるところなんだよ。

だからこそ、まずは自分がしているレッテル張りに気づく、それから在り方を見つめることが重要なんだ。

まずは、今の自分を見つめることから始めることだよ。

自分を見つめること、それが全てのスタートでゴールなんだよ。」

老子超訳(第六十九章)

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戦術について言われていることがある。
「私は自分から攻めようとはしない、むしろ守りの姿勢をとる。
少しも進撃しようとはしないで、むしろ大きく後退する」と。

これは、
並べる陣営がなく
振り上げる腕がなく、
向かう敵がなく、
用いる武器がない、
ということだ。

敵をみくびることほど大きな禍いはない。
敵をみくびれば、慈しみ、つつましさ、謙虚、という私の「三つの宝」を失うことになるだろう。
だから、二つの軍隊が戦う時、
慈しみをもっている方が勝利をおさめるのだ。

 

原文

用兵有言﹕「吾不敢為主而為客,不敢進寸而退尺。」是謂行無行,攘無臂,扔無敵,執無兵。禍莫大於輕敵,輕敵幾喪吾寶。故抗兵相加,哀者勝矣。

老子超訳(第六十八章)

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りっぱな武士は、猛々しくはない。
すぐれた戦士は、怒りにまかせることはない。
うまく敵に勝つものは、敵と正面から争わない。
うまく人を用いるものは、人に対して謙虚である。

これを「争わない徳」といい、
これを「人の力を利用する」といい、
これを「天の道と一致する」といい、
いにしえからの法則なのだ。

 

原文

善為士者不武,善戰者不怒,善勝敵者不與,善用人者為之下,是謂不爭之德,是謂用人之力,是謂古之極。

老子超訳(第六十七章)

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世界中の人々は言う、わたしの『道』は広大であるけれど、実際的なものではない、と。
そもそも広大であるからこそ、どんな実際的なものからも離れているのだ。
もしそれが何か実際的なものであるならば、とっくに小さなものになっていただろう。

私の『道』には三つの宝があり、それをたいせつに守り続けている。
その第一は「慈しみ」、
その第二は「つつましさ」、
そして第三は世界の先頭に立とうとはしないという「謙虚さ」だ。

「慈しみ」があるからこそ、勇敢になることができる。
「つつましさ」があるからこそ、余裕ができゆったりとすることができる。
「謙虚さ」があるからこそ、ものごとの長となれるのだ。

「慈しみ」によらないで勇敢になろうとし、
「つつましさ」によらないで余裕を持とうとし、
「謙虚さ」によらないで先頭に立とうとするなら、
その結末には滅亡があるだけだ。

「慈しみ」、
それによって人々の信望を得るから、
戦えば勝利し、まもれば堅固になる。
天も人を助けるときには、やはり「慈しみ」によって守るのだ。

 

原文

天下皆謂我道大,似不肖。夫唯大,故似不肖。若肖,久矣其細也夫﹗我有三寶,持而保之。一曰慈,二曰儉,三曰不敢為天下先。慈故能勇;儉故能廣;不敢為天下先,故能成器長。今舍慈且勇,舍儉且廣,舍後且先,死矣﹗夫慈以戰則勝,以守則固。天將救之,以慈衛之。

さらに小さいショルダーバッグ

私がミニマルな生活(シンプリスト)を目指し始めてから数年がたちますが(ブログのまとめはこちら)、様々な出来事や内面の変化なども経験しながら、ますますシンプルさを進めています。

最近、ショルダーバッグが気になり(実は何ヶ月も気になっていながら、何もしなかった)、先週、新しいものを購入しました。

何が気になっていたのかというと、持ち歩くモノに対するショルダーバッグの大きさの問題です。
これまで使っていたショルダーバッグは、2年ほど前にたまたま入ったジーンズショップで購入したもので、茶色地に白と黒でデザインされている小さなバッグでした(下写真)。
(サイズ:高さ:20cm、幅:15cm、マチ:6cm)
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結構使い込んだのでヨレヨレです。
このバッグが大きいすぎるわけ、それは、このバッグに入れて持ち歩いているモノが、

財布
カード入れ

だけだったからなのです。

サイドポケットも大中小3つあり、スマホや鍵、ハンカチやティッシュを入れても、相当なスペースが空いていたので、気になっていたのです。

これに似たようなものでもっと小さいのがないかと、ずっとショップやネット上で探していたのですが、全く見つからず、いいサイズだなと思ったものはすべてウエストポーチで肩紐のないものでした。
それらに肩紐が取り付けられたら最高のサイズだろうな、といつも思っていました。

そこで、先週ようやく見つけて購入したのがこれです。
近所のダイエーの中のバッグショップで見つけました。

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FARVIS(ファービス)という無名のブランドで、Amazonでは「FARVIS 携帯ケース ショルダー付ポーチ No.1-882」という名前で売っていました。素材がシープレザーなので、軽く、手触りもよく、黒の光沢も派手ではないので、とても気に入りました。
(サイズ:高さ:15cm、幅:13cm、マチ:4cm)

これに財布とカードケースを入れると、ほぼスペースが無くピチピチになります。
表面に見えるポケットはスマホ用のポケットです。
右側にチャックが見えますが、ハンカチかティッシュが入るくらいのスペースです。

私が外出するときに、持ち歩くモノは大抵以下のものだけです。

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財布・カードケース(バッグへ)
スマホ・鍵(ポケットへ)
イヤホン・時計指輪(イヤホンは普段オーディオブックや音楽を聞くため、指輪は黒い服ばかり着ていて地味なので光りモノを一点つけるためですが、ほとんどしません)(*時計・指輪はもうつけていません)

外出するときに、このバッグをヒョイと肩に掛けると、身軽でミニマルな自分にちょっとした誇りと喜びを感じています。

今回は、小さいバッグをさらに小さく、ミニマルにしたというお話でした。

ありがとうございます。

P.S.
最近もう一つ考えているのが、財布とカードケースを一体にしたいということです。
カードを使う場面では必ず財布を使うので、この二つを一緒にできたらな、と思い始めています。

セス・ゴーディン No.08

→ オリジナル動画
→ トランスクリプト

[audio:http://akioiwai.com/wp-content/uploads/2015/02/Seth-Godin-No8-20.mp3]

[audio:http://akioiwai.com/wp-content/uploads/2015/02/Seth-Godin-No8.mp3]

[audio:http://akioiwai.com/wp-content/uploads/2015/02/Seth-Godin-No8-201.mp3]
No.08

My friend Red Maxwell has spent the last 10 years fighting against juvenile diabetes. Not fighting the organization that’s fighting it — fighting with them, leading them, connecting them, challenging the status quo because it’s important to him. And the people he surrounds himself with need the connection. They need the leadership. It makes a difference.

You don’t need permission from people to lead them. But in case you do, here it is: they’re waiting, we’re waiting for you to show us where to go next. So here is what leaders have in common. The first thing is, they challenge the status quo. They challenge what’s currently there. The second thing is, they build a culture. A secret language, a seven-second handshake, a way of knowing that you’re in or out. They have curiosity. Curiosity about people in the tribe, curiosity about outsiders. They’re asking questions. They connect people to one another. Do you know what people want more than anything? They want to be missed. They want to be missed the day they don’t show up. They want to be missed when they’re gone. And tribe leaders can do that. It’s fascinating, because all tribe leaders have charisma, but you don’t need charisma to become a leader. Being a leader gives you charisma. If you look and study the leaders who have succeeded, that’s where charisma comes from — from the leading. Finally, they commit. They commit to the cause. They commit to the tribe. They commit to the people who are there.

So I’d like you to do something for me. And I hope you’ll think about it before you reject it out-of-hand. What I want you to do, it only takes 24 hours, is: create a movement. Something that matters. Start. Do it. We need it. Thank you very much. I appreciate it. (Applause)

 

ボキャブラリー

My friend Red Maxwell has spent the last 10 years fighting against juvenile diabetes. Not fighting the organization that’s fighting it — fighting with them, leading them, connecting them, challenging the status quo because it’s important to him. And the people he surrounds himself with need the connection. They need the leadership. It makes a difference.

You don’t need permission from people to lead them. But in case you do, here it is: they’re waiting, we’re waiting for you to show us where to go next. So here is what leaders have in common. The first thing is, they challenge the status quo. They challenge what’s currently there. The second thing is, they build a culture. A secret language, a seven-second handshake, a way of knowing that you’re in or out. They have curiosity. Curiosity about people in the tribe, curiosity about outsiders. They’re asking questions. They connect people to one another. Do you know what people want more than anything? They want to be missed. They want to be missed the day they don’t show up. They want to be missed when they’re gone. And tribe leaders can do that. It’s fascinating, because all tribe leaders have charisma, but you don’t need charisma to become a leader. Being a leader gives you charisma. If you look and study the leaders who have succeeded, that’s where charisma comes from — from the leading. Finally, they commit. They commit to the cause. They commit to the tribe. They commit to the people who are there.

So I’d like you to do something for me. And I hope you’ll think about it before you reject it out-of-hand. What I want you to do, it only takes 24 hours, is: create a movement. Something that matters. Start. Do it. We need it. Thank you very much. I appreciate it. (Applause)

 

Red Maxwell: レッド・マクスウェル。
juvenile diabetes: 若年性糖尿病
challenge: vt. 〜について異議を唱える、〜を疑問視する;〜の能力を試す
permission: n. 許可、許諾、承認、認可、同意
curiosity: n. 好奇心、詮索好き
outsider: n. 外部者、部外者、門外漢
more than anything: 何よりも、何にも増して
miss: vt. 〜がいないのを寂しく思う、〜が恋しい
show up: 現れる、姿を見せる
fascinating: a. 魅惑的な、うっとりさせる、興味をそそる
charisma: n. カリスマ性、人を引き付ける指導力
commit: vi. (本気で)取り組む、専念する;(真剣に)関わる、傾倒する;態度をはっきりさせる、言質を与える
cause: n. (人を動かす)理念、信念、大義
reject: vt. (要求・提案・訴えなどを)拒絶する、拒否する、拒む、受け入れない、認めない
out of hand: 手に負えない、手に余って;即座に、きっぱりと〈断るなど〉
matter: vi. 重要である

 

解説
Red Maxwell レッド・マクスウェル
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