感謝するというが、いつ感謝するのか、と疑問を持っている人が多いようです。
私たちは生かされている、という意識を持っていても、人と話していたり、仕事をしていたり、歯を磨いていたり、運動していたり、その他の生活の行為の中で、感謝を意識するのは難しいと感じることもあるでしょう。
感謝の仕方を簡単に説明すると、自分の見聞きし感じているものは自身の在り方の鏡なので、その鏡を通して認識した自分の状態すべてに対してありがとうを言ってしまいましょう、ということなのです。
食事をしたら、いつもおいしく食事ができてありがとう。トイレに入ったら便器に向かってありがとう、そしてきれいに掃除をしましょう。鉛筆を使ったらありがとう。部屋から出る時もありがとう。何かを使ったときは全てのものにありがとうですね。
ありがとうが深くなると、使ったものが作られた過程にあるすべての物事・人にありがとうが言えるようになってきます。例えば、食事をしたら食物に命をいただいてありがとう。それを育てた農家の人にありがとう。加工した業者の人にありがとう。それを食卓に届くようにしているシステムにありがとう。それを支えている社会や国にありがとう。ありがとうは無限に広がります。
慣れてくると、知覚できるものすべてにありがとうが言えるようになっています。何もやっていないときはこころの中でありがとう。
心臓は
「ありがとう、ありがとう、ありがとう」
と鼓動していると思ってしまいましょうね。
ありがとうございます。