テキストはこちらのページから→ http://www.economicprinciples.org/
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日本人の考え方で特徴的なものがあります。
「自分の行動や考え方が人にどう思われるか」ということを気にしているということです。
自分たちの行動や考えが人に害を与えないようにとか迷惑にならないようにとかを気にすることが、いわば日本人の美徳と考えられてきたことです。
それが行き過ぎて全ての人のどう思われるかを気にしている人が多いようです。
自分が好きなことを表現するときにさえ、それが人にどう思われるかを気にしてしまいます。
表現したくても、今よりもっとすごいことをしないと認めてもらうことができないんじゃないかと不安になります。
しかし、そんなことはないのです。この世の中で一番必要なことは、あなたが生き生きと自分のことを表現することなのです。
好きなことはどんどん表現しよう。
あなたと同様に、多くの人が不安なのです。自分を表現していいのか不安なのです。
あなたが正直な自分を表現することで、ある人がそれを見て自分でも表現してよいんだという気持ちを取り戻すかも知れません。
それによって生き方を変えるかも知れません。
これまで、あなたと同様に、自分を表現したらどんな風に思われるかを心配していた人に、「ああ、この人がこんな風に自分を出しているなら私も自分を正直に出そう!」と決心させるかも知れません。
「ああ、こんな自分でも思いっきり生きていいんだ、思いっきり表現していいんだ、自分のありのままでいいんだ!」と勇気づけるでしょう。
あなたの表現が、言葉、詩、物語、音楽、楽器、絵画、整理整頓、ブログ、運動、ダンス、落語、演技、武道、ハイキング、書道、旅行、笑わせること、癒すこと、その他どんなことでも良いのです。
好きなことなら何でも良いのです。
表現することなら何でも良いのです。
それを見ている人は勇気を持って変わる人もいるでしょう。傍観する人もいるでしょう。批判する人もいるでしょう。
勇気を持って変わる人たちを見たら良しと思うでしょう。
傍観する人は、何かを感じています。気にしないで表現し続けましょう。
批判する人は、自分たちが変わることを怖がっているだけです。自分を信じていないだけです。あなたの表現がいずれその人たちに勇気を与えるでしょう。
ですから、あなたは表現することを続けてください。
あなたが自分を表現することは、世界にとって一番いいことなのです。
かならず、すべての存在が自分自身を表現していいんだ、と感じ始めることでしょう。
あなたが自身を生き生きと表現することが、他のすべて存在が「自分は自分を表現していいんだ、ありのままの自分でいいんだ!」という気づきを与えるのです。
あなた自身を表現することは、あなたの魂を輝かせます。
世界を輝かす光となるのです。
私の考えはどこから生まれてくるのでしょう。
私の喜びはどこから生まれてくるのでしょう。
私の悲しみはどこから生まれてくるのでしょう。
私の幸せはどこから生まれてくるのでしょう。
私の不安はどこから生まれてくるのでしょう。
私の感覚はどこから生まれてくるのでしょう。
私の考えは、私自身ではありません。
私の喜びは、私自身ではありません。
同様に、私の悲しみ、私の幸せ、私の不安は、私自身ではありません。
それらはすべて「私」から生まれてくるものです。
「私」とは、私の体ではありません。
体は「私」の体であって、「私」そのものではありませんね。
そうです。
「私の体」とか「私の考え」というように「私の」と付くものは「私」ではないのです。
私の所有物、私の意識、私の感情、そして、私の命でさえも、実は「私」そのものではないのです。
それでは、「私」とは何なのでしょう。
「私」とはそれら全てを生み出しているものです。
「私」こそが、「ワンネス」であり、「差取り」であり、「愛」であり、「道」なのです。
「私」とは、今ここに在ること。
「私」とは、体験していること。
「私」とは、全ての存在が自身のことを示す「私」のこと。
「私」に気づいてください。
いつも「私」に帰ってください。
自分が体験していること、考えていること、感じていること全てに対して、それは誰が体験しているのか、誰が考えているのか、誰が感じているのか、見つめましょう。
誰がそれを認識しているのでしょう。
誰がそれを感じているのでしょう。
誰がそれを聞いているのでしょう。
誰がそれを味わっているのでしょう。
誰がそれを意識しているのでしょう。
「私」は常に今ここに在ります。
「私」を見つめてください。
「私」とは、今ここに永遠に在るものなのです。
人はしばしば誉められます。
誉められたらうれしいでしょう。
その人は自分が誉められているので、自分の誉められたところがすごいと思うでしょう。
けなされることもあります。
けなされたら嫌な気分になるでしょう。
自分の全てが否定されダメだと言われているような気になるでしょう。
だけど、誉められたりけなされたりということの本当の意味は、自分の本当の価値ではありません。ただそれは、誉めたりけなしたりしている人の内面の現れなのです。
実は、
誉めている人が誉められているのです。
何かをすごいなと思うこと、現象の中に誉めるところを見つけられるって言うことは、その現象を美しいなと思うその人のこころの現れなのです。
その人が美しいのです。
同時に、誉められて嬉しいとき、それは人が自分の内面の美しさを見つけてくれたということです。
うれしいときは、自分の内面も美しいし、その美しさを見つけた人の内面も美しいということなのです。
人を誉めてください。もっともっと誉めてください。
すごいと思ってください。
人の中に美しさを見つけられるようになってください。
その時、あなたの中の美しさを見つけています。
美しさは自分の外に離れてあるのではありません。
あなたの内面から発し、外に映し出すものです。
あなたの外に見るものは、あなたの内面にあるものなのです。
誉めたり誉められたりすることを超えたところにあるのです。
誉めたりけなしたりを超えたところに、あなたの真の姿があるのです。
実際によく見られているTEDの講演を使って英語を学習してみましょう。
以下の中から気に入った講演を聴きましょう。
トランスクリプトをダウンロードしてプリントして使ってください。
項目は順次増やしていきます。
Bill Gates, Melinda Gates: Why giving away our wealth has been the most satisfying thing we’ve done トランスクリプト
Elizabeth Gilbert: Your elusive creative genius トランスクリプト
Amy Cuddy: Your body language shapes who you are トランスクリプト
Simon Sinek: How great leaders inspire action トランスクリプト
Tony Robbins: Why we do what we do トランスクリプト
Shawn Achor: The happy secret to better work トランスクリプト
Jonathan Haidt: The moral roots of liberals and conservatives トランスクリプト
Susan Cain: The power of introverts トランスクリプト
Ken Robinson: How schools kill creativity トランスクリプト
Barry Schwartz: The paradox of choice トランスクリプト
Jane McGonigal: Gaming can make a better world トランスクリプト
Sarah Kay: If I should have a daughter トランスクリプト
Dan Pink: The puzzle of motivation トランスクリプト
Rebecca Saxe: How we read each other’s minds トランスクリプト
John Hockenberry: We are all designers トランスクリプト
TED 世界を魅了するプレゼンの極意 How to Deliver a Great TED Talk : Presentation Secret of the World’s Best Speakers
TEDを日本語字幕で見た〜い。
TEDの講演で英語学習したいが、ここの英語が難し過ぎて分からない場合、日本語字幕があるものをまとめたサイトがあります。
こちらで好きな講演を選んで学習することもできます。
日本語字幕付きのTEDのサイト
http://www.ted.com/translate/languages/ja
上のような画面が出てきます。好きな講演を選んでクリックすると最終的な講演画面が出てくるので、中央の再生ボタンで再生します。
前回の「TEDで英語学習」で説明した通りに字幕を変えたり、動画や音声をダウンロードしたりできます。
TED 世界を魅了するプレゼンの極意 How to Deliver a Great TED Talk : Presentation Secret of the World’s Best Speakers
私が最近、英語を勉強している人にお勧めしているサイトの一つがTED(テド)です。
TEDというのはTechnology Entertainment Designの略で、その主催する講演会をTED Conference(テド・カンファレンス)と言い、様々な分野の人が講演を行います。内容も学術・デザイン・エンターテインメントなど様々です。
一人に当てられた講演時間は20分以内のようです。
内容も大変充実していて面白いので、英語ができる人にとっても聞くだけでも役に立つでしょう。
さて、まずは「TED」のサイトに入ります。http://www.ted.com/
以下のようなページが出てきます。
最初のページが出てきたら、Explore the full libraryをクリックすると講演の一覧が出てきます。
(以下はパソコンで大画面の例です。画面が小さい場合、表示の仕方が変わることがあります。)
講演の一覧が出てきたら、好きなものを選んでもよし、あるいはTopicsとLanguagesで好きなトピックと言語(English)を選びます。
(英語がよく分からない場合、日本語字幕もある講演録画だけを紹介しているサイトもありますので、こちらから見てみましょう。→http://www.ted.com/translate/languages/ja)
または、Most viewedをクリックしたら以下のようなページが出てくるので、例として”Amy Cuddy: Your body language shapes who you are”をクリックしてみます。
すると最終的にある人の講演のページに行きつきます。とりあえず再生ボタンを押して見てみましょう。
動画が再生されます。
ここで字幕の言語が英語や日本語など、好きなものを選択できます。英語があまり分からないときはJapanese(日本語)を選択し、分かる人はEnglish(英語)を選択するなどしてください。
より学習を深めるために、トランスクリプトを使うことをお勧めします。
パソコンの画面で見てもよいですが、プリントして使う方がよいでしょう。
そのためには、Transcriptをクリックします。以下のようにスピーチの全文が表示されます。
これをWordやPDFファイルなどにコピー&ペーストして印刷してみやすくします。
このAmy Cuddy の講演の場合はこのようなPDFを作ります。『Amy Cuddy: Your body language shapes who you are』
学習しやすいように、段落番号を振って見やすくしておきましょう。
段階的に、例えば、
などというように学習してみましょう。
必ず実力がつきます。
* いくつかのスクリプトを用意しました。ご希望の方はこちらからどうぞ。TEDで英語学習3
オンラインで再生するのが煩わしいと思うときは、動画や音声ファイルもダウンロードできます。
その場合は画面右側のDownloadというところをクリックしてください。
以下のような画面になります。
それぞれ上から、画像の質、動画のダウンロード、音声のダウンロード、となります。
ダウンロードしたらCDに焼いたりmp3プレーヤーやスマホに入れたりしましょう。
通勤途中の電車の中、車の運転中、散歩中などいつでも聞いて、内容を楽しみながら英語の学習ができることでしょう。
* TEDの英語が難しくて聞き取れない場合などはTEDで英語学習2を参考にしてください。日本語字幕がついている講演を紹介しています。また、TEDで英語学習3では内容の面白いものを紹介しています。
TED 世界を魅了するプレゼンの極意 How to Deliver a Great TED Talk : Presentation Secret of the World’s Best Speakers
遠くはなれていて
その人と手をつなげないとき、
自分の手と手をつないで
その人のことを思うんだ。
それが祈りになるんだよ。
なぜ私たちは、相手の意見にムッときたり、言い返したり、否定したり、正そうとするのでしょう。
誰かと議論や言い合いになったり、うまく会話が噛み合ないときは、自分の意見が相手に否定されたと思い、相手の意見から自分の意見を守ろうとするために起こります。
例えば会話で、誰かが「愛が大切だ」と言って、他方が「いや違う、愛なんて一時的なもの」と答えたとします。
一人は人類愛のことを言っていて、もう一人は恋人にふられたばかりのときだったかも知れません。
お互いに自分の意見は正しいと思い、そうすると、相手が間違っていると思い、言い合いになります。
そこにまた第三者が入ってきて、「二人とも違います。愛とは全てですよ」と言います。
そして、また、他の誰かが出てきて「あんたら皆違うで、愛を含めて、全ては幻想やで」と言います。
それを聞いていた子供が「愛ってなあに?」と。
結局、これらの人は全て「自分の立場」で愛について話しているのです。どちらが良いとか、どちらが優れているとかはないのです。
ただ立場が違っているだけなのです。
それぞれの視点、立場、定義、その言葉にまつわる経験などが違っていて、それぞれ自分の考え(自我)だけから話しているので一致するはずがないのです。全ての人の視点や立場は違うのですから、同じになることはありません。同じように見えることがありますが、それさえもしっかり見ると違いますし、あるいは同じだと勘違いしているだけです。
そうすると(議論や言い合いが好きな人をのぞいて)、私たちができるのは、自分の立場と同様に相手の立場を認め、そこから来る相手の意見を立場とともに肯定することなのです。
この人は自分の立場でこういうことを言っているんだな、自分の立場から考えているんだな、と。
その人の全ての考えや意見はその人にとっては正しいものなのです。その人の立場からそう考えているんだなと全肯定できるのです。
自分の意見自体が自分の立場を前提にあるのに、相手の意見を相手の立場を無視して変えようとすること自体無理なのです。相手の意見を完全に変えるには、その前提となる相手の立場も一緒に変えなければなりません。それはできない話です。
皆それぞれ自分の生を生きています。自分の体験、自分の立場しか知らないのです。相手の生、立場を理解しようとするのも一つのやり方かも知れませんが、それは不可能です。せいぜい相手の立場に思いを馳せるくらいのことです。
最後に残る方法は相手の立場だけから来る相手の意見を全肯定するということだけなのです。
何かが良いとか悪いとか、正しいとか間違っているとか、それらすべては一つの立場からの価値観です。
まずは、自分自身の立場と価値観を全肯定し、それから一人の相手の価値観を肯定し、二人、三人と増やしていくと、あらゆる立場の価値観や考え方を全肯定するようになるでしょう。
自分と相手の立場を全肯定すること。
すべての価値観を肯定するとき、一体何が起こるのか。自分自身で体験してみましょう。