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メンタル・メンター 

Mental Mentor

人というのはいつも成長しているものなのですが、それが止まってしまう場合があります。
学校に通っていて先生に指導してもらったり、会社にいて上司に注意してもったりしているうちは幸運な方です。
社会に出ると何か間違ったことをした時に注意されることはほとんどありません。往々にして、何も言われないか軽蔑されるだけです。
自分のことを客観的に見て、間違いを反省し行動を修正し続けることができる人は相当な人格者でしょう。

それでは、私のような注意してもらえない立場にいる普通の人間が、どのように自分のことを自分で修正したらいいのでしょうか。
私が行っているのは、メンタル・メンターを持つという方法です。

メンタル・メンター(心の師)とは私が勝手にそう読んでいるのですが、単純に言えば、ある分野で自分が尊敬している人物、真似したいと思っている人物、こんな人になりたいと思っている人物です。
このメンタル・メンターを複数人、様々なジャンルで用意し、何かあるたびに「このひとだったらどうするだろうか」「この人だったらどう言うだろうか」「この人だったらどう思うだろうか」と自問自答するのです。

私の場合は、その人たちの写真を用意し、壁やノートに張ったり、パソコンの壁紙にしたりして、時々相談しています。
この方法の良いところは、ふだん自分が出すであろう答えよりも良い答えが出てくるというところです。
人間というのは不思議なものです。想像によって現状よりも数段上の意識が持てるのです。

この方法は、とてもうまくいくので、皆さんもぜひやってみてください。
自分が尊敬している人、憧れている人、目指している人、そういう人を頭の中に思い浮かべ相談するのです。
私の場合は相談というよりも、誰々だったらどうするだろうかと考えるのですが。
どんな方法にせよ、想像以上の結果が得られると思います。

ぜひ試してみてください。

私のメンタル・メンターは、一部をあげるとこんな感じです。brain staff

  • ラマナ・マハルシ
  • 老子
  • 黒住宗忠
  • 空海
  • 白隠
  • モーツァルト
  • バッハ
  • ベートーヴェン
  • ダ・ヴィンチ
  • ミケランジェロ
  • ロマン・ローラン
  • ゲーテ
  • 植芝盛平
  • トム・クルーズ
  • バリシニコフ

皆様、いつもお世話になっています。

以前、仕事のマネジメントやPRの方法で迷っていたときに「どんな方法が一番良いのか?」と白隠さんに聞いたところ、一言、

「喝!」

と、返ってきました。

ピーター・ドラッカーさんに聞くべきでした。

 

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仕事は20冊+200冊+JUST DO IT.

 

仕事は20冊+200冊+JUST DO IT.

今回は私が行っている仕事の準備の仕方を紹介します。
私にとっての仕事というのは、英語指導や受験指導、特殊な分野での英語での指導、ヨガなどのエクササイズ指導などです。

これらの仕事の準備というのは、頼まれたことがどんなことでも、まずその内容を自分でできるよう実力をつけ、次にクライアントが求めている結果をクライアント自身が自分の力で得るのを助けるということです。

知識や技術がいくらあっても、指導というのは自分の人間的な資質がでてくるので、それいじょうのことはできないのですが、それはそれで別に自分の人間的資質のレベルを上げる努力をします。

例えば、解剖学やコーチングを英語で指導する仕事を頼まれたりします。解剖学にせよコーチングにせよ、最初は全くの素人と言ってもいいです。

この頼まれたことについてどう準備するのかというと、まずできる限りの資料・本を読みます。
本については、Amazonで「解剖学」あるいは「コーチング」などと検索して、その中の評価の高い本を日本語と英語でできるだけ読みます。
これは内容にもよりますが、それぞれ20冊ほどになります。
多くのものは図書館で借りたりネット上で資料や論文をダウンロードしたりできます。あるいはブックオフなどで手に入るものを全て読みます。
英語版は節約のため本ではなく、できるだけ電子書籍を購入します。
解剖学などの専門書は購入するしかないので、一冊1万円ほどもする専門書を何冊も買うことになりますが、このようなケースはまれです。
そして、それらの資料や本を読みながらノートを取り、まとめのチャートを描いたり、問題を作ったりして、独自のテキストを作成します。
この作業は早くて一週間、難しいものだと一ヶ月から数ヶ月かかります。

次に、その中でクライアントに合う教材なり資料なりを3つほど選びます。これはクライアントに自分にあった選択肢を与えるためです。
これは本そのものであったり、資料であったり、あるいは私自身が作ったテキストであったりします。
教材が決まり指導が始まってからは、さらにその分野に関連した本や資料を読み、調査し、まとめます。
最終的に1分野について数百冊の本を読むことになります。
まとめたノートは、コーチングについては数冊でしたが、英語で解剖学を教えた時は分厚いバインダー24冊にもなりました。また本を20冊読み自分が基礎的な知識を吸収したあとは、できる限り身につけた知識を応用できる環境を作ります。

これは工夫がいりますが、例えば、コーチングなら身近な人に協力してもらいコーチングを試す。あるいは何かの活動のコーチを買って出る。
私の場合は、バスケットボールのコーチを買って出たり、アメリカのコーチングのブループのメンバーになり、同じ道を目指している人と交流したり、あるいはネット上のセルフコーチングのプログラムを受けたりしました。
解剖学では、アメリカの出版社が運営している学習サイトの会員になり、自分で定期試験の問題を英語で解き、またそれらを使ってクライアントの教材を作成したりしました。

このような方法で仕事の準備をしてきた経験上感じたのは、1つの分野に詳しくなり仕事ができるようにしたり、人に指導し教えられるようになるには、まず最初にその分野の本を20冊ほど読むこと、そうするとその分野のほとんどのことがカバーでき、そして200冊ほどの本を読めば、その分野について詳しい人になれるということです。
考えてみると、この情報化社会ではどんな人でも専門家になれるということなのでしょう。

気をつけるべきなのは、知識をつけた分は必ず実行し、チェックし、修正し、また実行し自分のものにすることです。
「知っている」と「できる」は全く違うものだからです。

皆さんも、ある分野で専門職として食べて行きたい、ある分野を極めたい、ある分野を研究したい、そんなふうに思っていたら、まずは、その分野の本を20冊読み、核ができたらさらに200冊ほど読みましょう。
かならず、その分野の専門家になる道が開けます。

あとは、

JustDoIt