モノとの関係から始まったシンプルライフは、モノや人間との関係、状況や自然との関係が感謝の中で調和したものになってきます。
無駄なモノ、無駄な行為、無駄な人間関係、無駄な環境というものは、実は私たちが過去や未来にとらわれていて、今ここにない状態の現れだったのです。
今ここに在ると真の意味での調和を体験します。意識の過去や未来あそこやここへのブレがなくなるので、自然に調和するのです。よく言われるような「今ここに集中しなさい」というような集中力などいらないのです。集中力というような力での対立はそこにはありません。ただ余計なものをなくしただけなのです。それだけで調和が現れます。そこには真の生命という最高のパフォーマンスが現れます。
物事がうまく行かない時、気分がすぐれない時、自分の本当にやりたいことが見つからない時、そのような時には、身の回りの不要な物の処分や片付けをしてみてください。迷っているときは過去や未来にとらわれて、今ここにいないものです。まずはシンプルライフの基本に戻ってみてはどうでしょうか。いらないものを処分し、モノをあるべきところに戻し、使っているモノは感謝の気持ちで使う。モノの調和から心の調和を思い出し、人生を調和の中で過ごしていきましょう。
シンプルライフにはゴールはありません。スタートがあるだけです。そこから、ただ「今ここ」に気づき、感謝と調和の中で変化していくだけです。現代の思考は調和からかけ離れているため、調和の中に在るには多くの努力が必要に見えますが、全くそうではありません。自分でないものに気づくことで、本当の自分(実は自分以上の存在)を思い出すということなのです。思い出すと、自分は世界と一体になり変化そのものになります。
私が言葉で表現できるのはここまでです。あとは自分で体験するしかありません。このような言葉さえ要らなくなるのです。
そして、再び不要な言葉を手放すことから始まります。
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My Journey
Day 10 : そして、調和
Day 9 : 他人のガラクタ
Day 8 : ミニマリスト Minimalist
Day 7 : 自分とモノとの関係
Day 6 : モノには戻る場所がある
Day 5 : モノとの生きた関係
Day 4 : 必要なものはない
Day 3 : ようやく部屋に空間が
Day 2 : 本、本、本
Day 1 : 部屋の乱れは心の乱れ