7つの感謝の解説(4)

「4.食事に感謝しましょう。」

食事と言うと、食事を用意する時、食べる時、食べ終わった時、後片付けをする時、全ての食事に関する行為が想像されます。

買い物に行き食材を買いますが、私たちの食卓に様々な食材がそろうまでに無数の人が関わっています。もし自給自足なら何年も掛かりかねないような過程です。有り難いことです。

食事を作る人は、おいしく食べてもらおうと愛情を込め、いろいろな工夫を凝らします。有り難いことです。
食事をする時は「頂きます」と言い、その味を楽しみ、その食事の間は会話を楽しみ、お互いの理解を深めます。その食べたものが体の一部になり、私たちの栄養と力になります。有り難いことです。

食事には食器を使います。それらを作ってくれた人や資源にも感謝の気持ちが起こります。有り難いことです。
食べた後に「御馳走さま」と言い、食器を片づけ洗います。
食器を洗いながら感謝が起こります。本当に有り難いことです。

食事の時間というのは、自分を維持していくれている食物に感謝し、家族との結びつきに感謝し、それに関わる全ての存在に感謝する時間です。
その感謝は、食事に携わった人はもちろん、食料を生み出す地球と太陽にまで届くでしょう。

食事に感謝することは、自分を維持してくれる存在と、自分を生み出した存在に感謝することになります。
「いただきます」、「ごちそうさまでした」。
これらは感謝の言葉です。
作ってくれた人や存在などに対する感謝だけでなく、私たちの体を維持するために食事として命を与えてくれた植物や動物に対する感謝の言葉なのです。
それが分かると、大切に大切に食事をするようになるでしょう。

食事は生命の分かち合いなのです。生命に感謝することなのです。

今日もおいしく食事を頂きました。

本当に、ありがとうございます。

7つの感謝の解説(3)

「3.夜、寝る時に、今日一日生きていたことに感謝しましょう。」

寝る時というのは、言わば、その日の私たちが終わる時でしょう。
その日に起こったことや感じたことを記憶に留めています。
今ここ感謝から遠ざかった時間もあるでしょう。怒りに我を忘れた瞬間もあるでしょう。
楽しかった時間、つらかった時間、すべての瞬間を受け止め、感謝するのです。その様々なことがあった一日を生きていたことに感謝するのです。
生きていたことに感謝するのは、起きたことや感じたことに左右されません。生きていることへの感謝は、あらゆる感謝の原点に戻ることができるのです。

その原点から、その日に起こった全ての出来事に感謝の念が湧いてくるでしょう。
生きているからこそ経験できたんだ、と。
あんなことにもこんなことにも有り難う、あの人にもこの人にも有り難う、と。

寝る時、その一日の心が終わる時、その最後の瞬間に生きていることへの感謝に在ると、一日の全ての記憶が感謝の中に溶かされるのです。
また、その感謝は睡眠中に心と体を満たし、それらを本来の調和の中に戻るように作用するのです。

毎日、一日を終える時、「ありがとうございます」と心と体に響かせてください。
私たちから太陽の輝きが放たれているのに気が付くでしょう。

今日も一日、寝るその瞬間まで、
ありがとうございます。

7つの感謝の解説(2)

「2.朝、目が覚めたら、生きていることに感謝しましょう。」

朝、目が覚めたときは、意識のスタートです。
昨日まで感謝に生きられていなくても、目が覚めたら感謝の意識を新しくスタートできるのです。
それは新しい生を始めることです。今ここ感謝を生き始めることです。

生きるのを始めた最初にできることは、生きていることに感謝することです。その日の生を感謝で始めると、その日の全てが感謝に結びつき、調和と喜びの中で生きるでしょう。

生きているだけで有り難いということを知っていると全てが調和の中に在るように、一日を感謝で始めるとその日は調和の中に在ります。
今日もこの体と意識に新しい生命を受けたことを有り難いことと受け止めると、この体と意識を使ってどんなお礼をしようかと思います。
生命そのものに対して、どんな思いでお礼をしようか、どんな行動で感謝を表そうか、心からそう思うでしょう。
そして、そう在り、そう想い、そう生きることでしょう。

朝、目が覚め、生きていることに感謝すると、心も体も調和の中に戻り、自信(自神)出てくるでしょう。
すべてを受け止めて生きることができるでしょう。

今日も目が覚め生きていることに感謝します。
今ここで感謝を表現できることに感謝します。

ありがとうございます。

7つの感謝の解説(1)

感謝の7つの方法についての簡単な解説をしてみましょう。

「1.地球と太陽に、気が付く度に感謝しましょう。」

考えてみれば当たり前なのですが、私たちの体はその全てを地球と太陽から頂いています。

地球を構成している物質が、鉱物、植物、動物、様々な存在に変化し、また私たちの肉体になり、そしてまた循環します。
地球がこの見える物体である私たちの体の元です。

太陽は、その地球を照らしエネルギーを送り、その上に生きている生命を育み、直接間接に私たちの体のエネルギーを生み出します。
地球に太陽に感謝しその気持ちを現わすことは、私たちが地球と太陽との繋がりを強め、本来の在り方を取り戻すことになるのです。
それは生む力、育む力です。

私たちが地球と太陽に感謝する時、私たちは真に地球と太陽との結びつきを取り戻します。
地球と太陽への感謝で、私たちの本来の在り方を全て思いだすことでしょう。

今日も太陽と地球に感謝します。

ありがとうございます。

7つの感謝

感謝

過去の私たちは、自分の存在というものを限定的にとらえ過ぎていたために、全体の中の自分というものを忘れ、個という観点から行動するようになってしまいました。
個は全体が自分と同じものであることを忘れ、生かされていることも忘れ、所有し、排除し、分離を進めた結果、喧嘩や戦争、環境破壊や精神的崩壊が生まれました。
自分(あるいは在る閉じられた世界)だけを生かそうとした結果が自分の首を絞めていることに気が付いたのです。
そして、新しい時代になり、私たちは全体の中で生きているのに再び気が付き、周囲に感謝し自神を輝かす道を選んでいます。
しかし、まだその中でどうやって生きていいのか分からないと思っている人が多いようです。
「今ここ感謝」に、いつでもどこでも在るといいのですが、すぐに「今ここ感謝」自体が何なのかが分からなくなり、過去の価値観に戻ってしまうようです。

そこで、どうしていいか分からない人のための「今ここ感謝」に在るための提案です。

—感謝の7つの方法—
*感謝をする時は笑顔で「ありがとうございます」と(言葉であるいは心の中で)言いましょう。

1.地球と太陽に、気が付く度に感謝しましょう。
2.朝、目が覚めたら、生きていることに感謝しましょう。
3.夜、寝る時に、今日一日生きていたことに感謝しましょう。
4.食事に感謝しましょう。
5.使っているものに感謝しましょう。
6.人に何かをしてもらったら感謝しましょう。
7.人に何かをしてあげたら感謝しましょう。

細かい方法は自分で考え工夫してみてください。
感謝の方法を探すことほど楽しいものはありません。(^^)
ぜひ、実行してください。
自と他が調和し、自神が輝きだします。

ありがとうございます。

7つの感謝

7つの感謝の解説(1)
7つの感謝の解説(2)
7つの感謝の解説(3)
7つの感謝の解説(4)
7つの感謝の解説(5)
7つの感謝の解説(6)
7つの感謝の解説(7)

形にとらわれない

私たちは往々にして、先人達が築いた物事、歴史、慣習、伝統にとらわれますが、「今ここ」に在るには、その形にとらわれずに、自身の精一杯の心を込めて在ることなのです。

瞑想をしたり、断食をしたり、お祈りをしたり、参拝したり、写経をしたり、ヒーリングをしたり、したいことはやってみてもよいでしょう。しかし、どんなことをしていても、問題になるのは「今ここ」に在るのかということなのです。

行っていることに良い悪いはありません。それをどういう在り方で行っているのかが問題なのです。
喜びをもって行っているでしょうか。愛を込めて行っているでしょうか。嫌々行っているでしょうか。義務感で行っているでしょうか。

そのことをやりたいとかやりたくないとか関係なく、ただ「今ここ」として在る、だけなのです。

好き嫌いを越えてしまいましょう。自分に向かってきたものは受け止め愛を持って行うことです。「今ここ」に在るしかないのですから、今ここに在るどんなことも、私たちが受け止めるために在るものなのです。

形にとらわれず、自分の心を磨くことを考えていれば、すべての物事が宇宙に祝福されたものだと分かるでしょう。

ありがとうございます。

感謝が進むと

感謝が進むと、自然と、思い、言葉、動作が美しくなってきます。一言一句、一挙手一投足が意識されたものになり、すべての動作が、愛がこもり美しく輝いたものになります。座る姿、立ち姿、手を伸ばす動作、人に触れるときなど、愛がその対象物に伝わります。椅子に座るなら椅子に愛が伝わり、コップを持つならコップに愛が伝わり、人の肩をポンと叩くときはその人に愛が伝わります。

最高の芸術もそのようなものだと感じます。

神々しい、という言葉で表されるようなことなのでしょうか。
すべての状況は鏡(カガミ)。そこから我(ガ)を取ると(神)カミになるように、自分が自分がという我を取り除いていくと、最後に神が現れるのでしょう。

身の回りの掃除、こころの掃除で我を無くすのが、自分の中の神を現わす唯一の方法なのでしょう。

ありがとうございます。

感謝の方法

感謝するというが、いつ感謝するのか、と疑問を持っている人が多いようです。

私たちは生かされている、という意識を持っていても、人と話していたり、仕事をしていたり、歯を磨いていたり、運動していたり、その他の生活の行為の中で、感謝を意識するのは難しいと感じることもあるでしょう。

感謝の仕方を簡単に説明すると、自分の見聞きし感じているものは自身の在り方の鏡なので、その鏡を通して認識した自分の状態すべてに対してありがとうを言ってしまいましょう、ということなのです。

食事をしたら、いつもおいしく食事ができてありがとう。トイレに入ったら便器に向かってありがとう、そしてきれいに掃除をしましょう。鉛筆を使ったらありがとう。部屋から出る時もありがとう。何かを使ったときは全てのものにありがとうですね。

ありがとうが深くなると、使ったものが作られた過程にあるすべての物事・人にありがとうが言えるようになってきます。例えば、食事をしたら食物に命をいただいてありがとう。それを育てた農家の人にありがとう。加工した業者の人にありがとう。それを食卓に届くようにしているシステムにありがとう。それを支えている社会や国にありがとう。ありがとうは無限に広がります。

慣れてくると、知覚できるものすべてにありがとうが言えるようになっています。何もやっていないときはこころの中でありがとう。

心臓は

「ありがとう、ありがとう、ありがとう」

と鼓動していると思ってしまいましょうね。

ありがとうございます。

こころのツケを清算

今ここに生きるということは、起こることすべてを「ありがとうございます」と受け止めることです。

私たちは普段、自分にとって都合のよいことはありがとうを言えますが、嫌いなこと、いやなこと、都合の悪いことなどにはありがとうを言うことはありません。
そうしていることでうまく悪いことから逃げていると思っていては大間違いです。都合の悪いことから逃げることによって、逆に「今ここ・感謝」から離れてしまいます。そして、その習慣が新しい複雑な習慣を、それも「今ここ・感謝」からどんどん離れていく習慣を作り上げてしまうのです。
今ここ・感謝でいるには、どんなことにも正面から取り組むことです。どんないやなことからも逃げないことです。いやいややるのもダメです。感謝感謝で取り組むことです。

そんなことをしたら、自分が押しつぶされてしまう、と言っている人、今までそう言って今ここで感謝しないから、今ここから逃げていたツケが回ってきているのに気がつかなければなりません。
取り組んで解決できない問題など本当はないのです。私たちが今ここ・感謝から離れた結果、自ら問題を複雑にしているのです。逃げた分だけまとめて返ってきます。今ここで支払いをしなければ、後でまとめて口座から引き落とされるのは当然です。
心や魂の仕組みも支払いやローンの仕組みと同じです。いえ、逆に支払いやローンの仕組みのほうが、心や魂の世界の映しなのです。これまでの金融システムが崩壊しているということは、こころの世界では、もうすでにそのシステムは崩壊しています。もうすぐ清算もできなくなるでしょう。魂の自己破産です。
こころのツケを清算しましょう。こころを清くしましょう。
清算方法は、「今ここ・感謝」です。他に方法があったらまた紹介いたします。

ありがとうございます。

本当の先祖供養

昨今、先祖供養をどのようにすればよいのかと悩んでいる人が多いようです。

人間関係、過去未来、先祖神々、これらすべて今ここの在り方の問題なのです。先祖供養も人間関係と同じように、相手のことは変えることはできません。変えられるのは自分の在り方・思い・行動・言葉だけです。それによって相手がどう変わるかは相手の問題なのです。

先祖供養も、自分を取り巻くあらゆる関係や環境と同じように、私たち自身が今ここで感謝の気持ちで幸せに生きているかどうかにかかっているのです。それを見て先祖の霊が変わるか変わらないかは相手の問題です。私たちにできるのは、今ここで感謝の気持ちでいられるかどうかなのです。私たち自身が今ここで輝けば、周りを照らします。自身で輝きましょう。

最後は結局、私たちが、今ここを、どれだけ自分自身で喜びを持って生きるか、だけです。仏壇や神棚、お墓や神殿は必要ないのです。すべては今ここ。

私たちの世界では時間というものを作り出しているので、こことあそこ、今と未来や過去が別々のものに見えますが、究極の世界では、今ここしかないのです。それさえ知っていれば、先祖や子孫、別の場所についての心配はいらないのです。
ですので、今ここで感謝の気持ちで在れば、それは全てを癒します。過去未来、先祖子孫、人間関係、すべてを癒します。
そして、自身については、その在り方から自然と具体的な行為というのが生まれてくるでしょう。

ありがとうございます。